現在はベータ公開版となります。
更新日 2024/4/18
ドメインとはIPアドレスを人間が認識しやすい形式として利用する為に使用されている名前です。
基本的にはDNSと呼ばれる変換サービスを利用しドメイン名称とIPアドレス情報を紐づけて利用します。
ドメインはIPアドレスとは異なり、10進数の数字に加えアルファベットやひらがな、漢字等の様々な文字が使用する事が出来ます。
これらの柔軟性により単語やサービス名、ブランド名、造語等、人間が覚えやすく意味を解釈できる形式で利用する事が出来ます。
有名なドメイン例として「google.com」や「yahoo.co.jp」等があげられます。
googleは大手検索サービスを提供しているサービス名および社名となっております。
記事作成に時点(2024/4/15)時点で「google.com」ドメインに紐づけられているIPアドレスは「142.250.76.142」となっておりました。
上記の様にドメイン名称はIPアドレスよりもより視覚的に覚えやすい形式での識別子となっております。
例えば既存のサービスをアップデートし新サービスに移行する必要があったとします。
IPアドレスを使用しサービス利用者がアクセスしている場合、新サービスの新たなコンピューターIPを利用者に通知する必要があります。
上記の方法は非現実的であり双方に管理の手間や認識の誤解を招いてしまう可能性がございます。
ドメインを使用している場合、紐づけられたIPアドレスを変更するだけで利用者は変更を意識する事なくコンピューター先を変更する事が出来ます。
このような柔軟性は、サービスの変更やインフラ構成の変更を行う際に大きな利点となります。
ドメイン名は、一般的に下記のような階層構造を持ちます。
例えば「google.com」というドメイン名では「google」がセカンドレベルドメイン(SLD)であり「com」がトップレベルドメイン(TLD)となります。
トップレベルドメイン(TLD)は、ドメイン名の階層構造の最上位に位置し、一般的にインターネット上の特定の分野や国や地域を示す役割を果たします。
TLDは、「.com」「.net」「.org」「.jp」など、さまざまな種類を選択する事ができます。
SLDはまだ使用されていない任意の値を取得者が決める事が出来、一般的にてサービス名や社名、ブランド名等が登録されます。
ドメインを取得する際はトップレベルドメインを選択し任意のセカンドレベルドメイン値を組み合わせ1つのドメイン名として取得します。
ただし、一部のトップレベルドメインには特定の制限があります。
例えば、国コードトップレベルドメイン(ccTLD)では、特定の国や地域を示すTLDがあり、その国や地域の住民や組織にのみドメイン名の取得が許可される場合があります。
また、一部の特定のTLDは、特定の産業や目的に関連する場合にのみ取得できるように制限されている場合があります。
ドメイン名称もグローバルIPアドレスと同様に一意である必要がございます。
一意性を保つために、ドメイン名の登録はICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)やその他のドメイン登録機関によって管理されています。
ドメインを取得する際はドメイン取得をサービスとして提供している登録業者やドメインレジストリを利用する事で簡単に取得する事が出来ます。
基本的には初年度の取得費と年間の更新料が発生します。
取得費用や更新費用はトップレベルドメインやセカンドドメイン名等で変動します。
傾向として特定の単語や文字数の少ないドメイン名は利用ユーザーから認識されやすい為、価値が高いとされています。
安いものでは1000円以下で取得でき高いものでは数百万から数千万で取引される事例もあります。
ドメインにはwhoisと呼ばれる公開情報があります。通常はドメイン登録業者やドメインレジストリ等によって公開されています。
whois情報には登録者情報や取得日、管理情報等が含まれています。
またwhois情報にはネームサーバー情報も記載されておりドメイン名に関連付けられたIPアドレスを提供するDNSサーバーを指定する事が出来ます。